伊藤環さんのうつわ
2011.02.19
伊藤環 枯淡釉 そば猪口 3360円
少し前に撮った写真ですが・・・
先日、お客様から嬉しい差し入れをいただきました。
手作りの杏仁豆腐です。
お料理教室で作られたそうで、その帰り道に届けてくださいました。
とろ~りプルプル♪美味しすぎる~~!ぺろりと完食です。
どうもごちそう様でした。
伊藤さんの枯淡釉の器に盛ってみました。
古びたような濃淡の黒が乳白色を綺麗にみせてくれます。
伊藤さんが枯淡釉を生み出すきっかけとなったのが、とある古道具屋で出会った錆びたブリキの水筒。
時代を経て風化したブリキの美しさを、焼き物で表現したかったのだそうです。
黄褐色の粘土(?のようなもの)を吹き付けることによって、所々に錆びた風合いも演出されてあります。
縁のラインが微妙に歪んでいるところがなんとものびやか。
この形は古伊万里のそば猪口を写したのだそうです。
このように、伊藤さんは古道具や、古伊万里、李朝の雑器などからインスピレーションを得て
制作されることが多いそうです。
昔の人が作ったものにはやっぱり良いものが多く学ぶところが多い、としみじみおっしゃっていました。
100年後、200年後、今度は伊藤さんの器を写す陶芸家がいるのかも知れませんね。
遠い未来も、そういう古いもののなかに美を見出すことのできる世の中であれば素敵だなぁ
と思います。
贈りものに・・・
2011.02.18
先日、お客様から内祝いのご注文をいただきました。
贈りものに手仕事の器。特別な感じがとても喜ばれるアイテムになるのではと思います。
相手様が器好きの方なら、土味が存分に感じられる大皿や、飯椀のセットなど。
まだ器にあまり興味のない方には、シンプルでどんな食器にも馴染みやすい粉引の器を。
品のよい雑貨などを組み合わせながら選ぶと、とても素敵なプレゼントに仕上がります。
飯椀とお箸置きのセット (5000円程度)
飯椀は日々手に取るもの。手仕事の器の良さが一番よく伝わるアイテムだと思います。
お湯のみセット (5000円程度)
ころんと丸い形で、お湯のみとしてだけでなく、小鉢としてちいさなおかずや
デザートなどにお使いいただけるのも嬉しい。
大きいピッチャーと小さいピッチャーのセット (4000円程度)
洋食器の好きな方、若い方にも喜ばれます。
ピッチャーの形は花器として使っても素敵。優しい色合いが春のお花に合うのではと思い
選ばせていただきました。
お色違いの小鉢と印香のセット (3000円程度)
生成りと薄桃色でこちらも春色。杏仁豆腐やわらびもちなどが似合いそうです。
雑貨をちょこっとプラスすると楽しい贈りものになります。
印香とは粉末にした“香”を密等で練り、薄く固め乾燥させたもの。
しばらくはそのままで、少し香りがすくなくなってきたら小さな火で炊いて
香りをお楽しみいただくこともできます。
お手紙にそっと忍ばせたり、小さな小皿にのせると素敵なインテリアにもなります。
この他、ちいさな一輪挿し(3000円程度)なども選ばせていただきました。
花器や蓋ものなど、なかなか自分では買わないアイテムもプレゼントとしてよいかと思います。
このように、内祝いや引き出物などもお受けいたしております。
ただ、作家の工房では在庫がない場合がほとんどなので、注文をしてから焼いてもらう形になります。
同じアイテムで数がご入用の場合などは、少なくとも2ヶ月半前にはご相談くださいませ。
伊藤環さんの工房へ
2010.12.13
見晴らしのよい高台からみえる風力発電
のどかな風景 美しい三浦大根畑 とてもよいお天気でした
この週末、陶芸家の伊藤環さんにお会いするために、神奈川の三崎半島にある工房へお邪魔してきました。
何週間も前からこの日を待ちわびて、二人でドキドキ、ワクワク。
風邪ひいて行けなくなっちゃったー!ということのないように、体調もしっかり整えて・・・
無事、お会いできてよかった!!
午前中からお付き合いいただいて、気がつくと外は真っ暗。
本当に、夢のような時間でした。
最初から最後まで一部始終をここに書き綴ってしまいたいのだけど、なんだかまだ頭がぼ~っとしています。それに、言葉では言いあらわすことのできないものをたくさんいただいた気がするので、うまく書けないかも・・・。
伊藤さんとお会いしてお話を伺って、感じたこと、気がついたこと、確信したこと。
全てが宝物のように心のなかでキラキラしています。
それらを肥やしにして、これからのお店づくりにも生かしていけたらと思います。
写真は、伊藤さんの工房内のギャラリースペース。
白磁や白泥、錆銀彩、枯淡釉など、伊藤さんのさまざまな作品のなかに、古伊万里の器や中国の古い器、アンティークのコーヒーミル、錆びたブリキ缶など古いものたちが混在し、それらが見事に調和されたとても居心地のよい空間でした。ここで美味しいお茶とケーキを頂きながら、いろんなお話を聞かせてくださいました。その間ずっと温かい空気が流れているように感じたのは、伊藤さんのお人柄の素晴らしさゆえなのでしょう。私たちの拙い話にもうんうんと笑顔で耳を傾けてくださって。きっと私たちの目線に合わせて、降りてきてくださったのだと思います。
器だけでなく、伊藤さんご本人の大ファンになってしまいました。
ご近所の素敵な古道具屋さんにも連れて行ってくださいました。
そちらでは、お店のディスプレイで使いたいものをちょこちょこと購入。
三崎ならではのマグロ漬け丼もごちそうしていただきました。
ずっと憧れていた陶芸家さんを前にしてご飯が喉を通るかしら・・・と一瞬思いましたが、それと食欲は別でした。二人ともぺろりと完食!(笑)
マグロが新鮮で本当に美味しかったからというのもあるのだけど。
最後にフードコーディネーターの根本きこさん夫妻がされているカフェ「coya」にも連れて行ってくださいました。こちらもまたとても居心地のよい空間で。。。
ご主人の潤士さんと少しお話をさせていただきましたが、伊藤さん同様、あったかい素敵な方でした。帰り際に、ホテルの食事だけじゃ味気ないからと、新鮮なりんごをぽんと持たせてくださいました。
やっぱり魅力あるひとの周りには同じように魅力あるひとが集まるのだなぁと、しみじみ。
残念ながらきこさんにはお会いできなかったのですが、これはまた次回、伊藤さんのところへお邪魔したときのお楽しみにとっておきたいと思います。
あれあれ?結局長々と書いてしまいましたー
そうそう!伊藤さんの器、入荷はまだまだ先の予定だったのですが、今回工房に少し残っていたものを分けてくださったのです。
私たちにとっては思いがけないプレゼント!
近日中にお店に送ってくださるとのことで、到着が待ち遠しくてなりません。
皆様もどうぞお楽しみに!
伊藤環さんの白磁ランプ
2010.11.01
神奈川の三崎半島で作陶されている、伊藤環さんのランプシェードです。
少し青みがかった白磁からこぼれる、柔らかく美しい光にうっとり。
玄関にぽつんとひとつ。
食卓にいくつか並べて吊るして。
寝室にも似合いそう。
・・・などなど、さまざまなシーンが思い浮かびます。
おひとつ15000円になります。
お問い合わせ、ご注文はinformation@stroll-store.comまで。
完売いたしました
昨日、mikaが大阪・堺市のOogiさんで開催されていた伊藤さんの個展に
お邪魔させていただきました。
お話をさせていただいて、この度お取り扱いをお願いできることに。
ずっとずっと思い焦がれていた陶芸家さんとよいご縁をいただき、胸がいっぱいです。
とても人気のある作家さんで、器に関しては現在予約待ちが続いている状況だそうで。
当店の入荷は随分と先になるのですが、楽しみにのんびりと待ちたいと思います。
そのあいだに、お店が少しでも成長できていますように・・・
伊藤さんの個展の前日に、同じ堺市で行われていたクラフトフェア「灯しびとの集い」にも
足を運びました。
そちらでも2人の作家さんと素敵な出会いがありました。
明日、商品とともにご紹介しますね!
つちや織物所
2010.10.31
奈良で制作されているつちや織物所さんの布小物が入荷しました。
テーブルマット(2,835円)、鍋つかみ(2100円)、コースター(840円)など。
天然素材の糸を使って手織りで丁寧に仕上げた布作品たち。
今回は綿×リネンのものをご提案させていただきます。
手仕事による布がこんなに味わい深いものだなんて。
きっと、糸を染めて、機を織って・・・という手のかかる工程が作品を通して伝わってくるからだと思います。既製品のものとは全く違うと、実際に手に取ってみて改めて手仕事の、ものの力を感じました。
いろいろな器を並べて。
土ものの飯碗、木のお椀、磁器のお皿など。
異素材のものを組み合わせると、バランスがよく食卓も華やぎます。
飴釉薬のお皿は山本泰三さんのもの。
本当にきれい!和の器とも、北欧の器などにも良く合います。
こんな風に、形ちがいの器を重ねて使っても素敵です。
この上に丸いレアチーズケーキなどのせたらかわいいかも!
松野屋さんの商品
2010.09.21
市場かご 5040円
岩手のざる (大)4500円 (小)2205円
鉄の箱 2100円
暮らしの日用品を扱う老舗の荒物問屋、松野屋さんの商品も取り扱っております。
職人さんの作った籠やざる、木のお玉などなど、
毎日の暮らしを豊かにしてくれる、質のよい道具がたくさんありますよ。